知って得する就活名刺
論争にまきこまれると落ちついてソフトを使うことができなくなるので、本書では話題にしないことにする。
ワープロソフトの選択にあたっては当然のことながら、使用目的と予算を考えなければならない。
最初は手紙を書く程度でよいと考えていたのが、やがて、数十ページにおよぶレポート作成のために使うことになるかもしれない。
あるいは、社内報や同窓会の会報作成のためにイラストや写真を含めた文章を作成して、見栄えよく印刷する必要が出てくるかもしれない。
ワープロソフトの選択にあたっては、多少無理してでも機能豊富なソフトを購入したほうがよいとする考え方がある。
それに対して、パソコンソフトに慣れるまでは手軽なソフトを選択しておき、やがて必要が出てきたところでより高度なソフトに買い替えればよいとする考え方もある。
それぞれもっともな考え方であるが、一度使いなれたソフトをあとになって新しいソフトに切り替えることは面倒である。
予算の許す範囲でユーザーの間でよく使われているソフトを購入しておくのが無難だろう。
他のジャンルのソフトもそうであるが、多くのユーザーが使っているソフトは回りで同じソフトを使っている仲間も多いし、参考図書も数多く出版されている。
また、ソフト本体に含まれていない機能も別売のソフトによってサポートされていることも多い。
パソコンソフトの将来の発展を考えると、隠れたすぐれたソフトの発掘やユニークな機能を備えたソフトを支援したい気持ちもある。
しかし一般のユーザーにとっては、やはりユーザーの多い、よく知られたソフトを選択しておくことが賢明な選択である。
この大衆型のソフトを探すには、パソコン関連の雑誌を読んだり、パソコンをよく使っている回りの友人などに聞いてみることである。
日本語入力フロントプロセッサパソコンを購入したばかりであれば、ワープロソフトもとりあえずは手紙や日記などを書くための道具となる。
タイプの練習をかねて、大いに文章作成に挑戦すべきである。
そのさい問題になることの一つは日本語入力の方法である。
ワープロソフトを使って日本語の文章を作るためには当然のことながら、仮名や漢字まじりの文章を人力しなければならない。
そのためには日本語入力システムが使われる。
それぞれのワープロソフトにはかならず、特定の日本語入力システムが用意されている。
たとえば一太郎の場合はATOK、松の場合は「松茸」とよばれる日本語入力システムが用意されている。
また、開発した日本語人力システム、VJEが添付されているワープロソフトも多い。
日本語入力システムはFEP(FrontEndProcessor)ともよばれる。
どの日本語入力システムを使うにせよ、キーボードから仮名や漢字を入力するためには、一度、仮名で入力し、それをそのまま仮名として使ったり、漢字に変換したりするという手順をとる。
その場合、キーボードの仮名キーを使って直接、仮名をタイプする方法とローマ字式に仮名を入力する方法がある。
たとえば高橋という名前を入力したい場合、キーボードのカナキーを押して「たかはし」と入力して漢字に変換する仮名入力方式と、「こtQ=に乙」のように英字キーを押していくと、画面上に「たかはし」と入力されていくローマ字入力方式がある。
ATOKによる日本語入力.すでにタイプ練習ソフトでタイプの練習をしていたのであれば、英字キーを使って人力したほうがよい。
英文の文章を作成したい場合にも英字キーの操作がそのまま生かせる。
もちろん、どうしても仮名キーを使って入力したい場合は、簡単な操作でいつでも仮名入力とローマ字入力のいずれでも選択することができる。
図3・1はATOKによって日本語を入力している様子を示している。
図の下段には入力方式の選択が示されており、そこにはローマ字入力(R漢)と仮名入力(カナ漢)の選択肢が用意されている。
また、「わたしは」といったように、一つの文節ごとに漢字混じりの文章に変換する方式と「わたしはわーぷろそふとをりようしています」といったように、複数の文節を一度に変換する方式などが用意されている。
実際の日本語入力はまず仮名で人力し、変換4I(ATOKの場合は、キーボードの下段にある空白キー)を押すと、パソコンに用意された辞書にもとづいて該当箇所が漢字に変換される。
変換の操作性や効率あるいは辞書の大きさや辞書の管理方法などで、それぞれの日本語入力システムは特徴を持っている。
しかし、特殊な目的は別として、基本的な機能にはほとんど差はない。
ワープロソフトをはじめて使うユーザーにとっては、日本語人力システムのよしあしまで考えてソフトを選択することは無理な話である。
友人などに相談して購入したのであれば、まずはそのワープロソフトに含まれている日本語入力システムになれることである。
どのような日本語入力システムを使っているかが問題になるのは、ワープロソフト以外のソフトに手を広げようとした場合である。
たとえば次章で見るように、ワープロソフトになれたから、今度は住所録作成のためにデータベースソフトに挑戦してみようとする。
その場合、住所録のデータ入力のためにどのような日本語入力システムを使うことになるだろうか。
もちろん、データベースソフトの場合も特定の日本語入力システムが用意されている。
しかし、ワープロソフトで使いなれたものとは違った日本語入力システムが添付されている場合には、せっかく使いなれた入力システムと微妙に違う方法を新たに勉強しなければならない。
これは面倒である。
さいわいATOKなど、ワープロソフトに添付されている日本語FEPはワープロソフトから切り離して、データベースソフトやスプレッドシートソフトなどの他のソフトに組み込んで日本語入力のために使うこともできる。
ワープロソフトで使いなれた日本語の人力システムを他のソフトでも使うことができれば大変に便利である。
また、日本語入力システムだけを単独で販売している会社もある。
VJEもそうであるし、WXHもよく知られている。
VJEやWXUなどの日本語入システムはウィンドウズ用もある。
マッキントッシュ用の日本語人力システムとしては添付されている2・1変換とよばれる日本語人力システムを使うことができる。
しかし、一括変換は使いにくいので、マックライトに添付されているVJEがよく使われる。
マッキントッシュの場合は一度、OSに組み込んでしまえばすべてのソフトで共通に利用できる。
またバージョンアップされ、「ことえり」という名前の日本語入力システムが用意されるようになった。
これで以前の日本語入力システムにくらべて格段に使いやすくなった。
パソコンのユーザーによってはMS‐DOSパソコンとマッキントッシュの両方の機種を保有し、目的に応じて使い分けている人もいる。
表計算ソフトをはじめ、主要なソフトの中にはMS‐DOS、ウィンドウズそしてマッキントッシュ版が発売されているものもある。
たとえば代表的な表計算ソフトであるロータスー2-3にはMSIDOS版、ウィンドウズ版そしてマッキントッシュ版がある。
それぞれ見た目や機能の点でかなりの差があるが、作成した表(ワークシートとよばれる)は互いに利用できる。
たとえばMS‐DOS版1‐2‐3で作成した表はウィンドウズ版あるいはマッキントッシュ版の112‐3でそのまま利用できる。
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